ヨーグルトに含まれている菌の種類

ヨーグルトに入っている菌とは

ヨーグルトに含まれているのは乳酸菌ビフィズス菌です。しかし、ひとくちに乳酸菌・ビフィズス菌といっても、その種類は多く存在し、種類や菌株によって、効果も効能も違うのです。

厚生労働省の規格上において、ヨーグルトは発酵乳と分類されています。発酵乳(ヨーグルト)の成分は、無脂肪固形分が8%以上、乳酸菌が1ミリリットルあたり1000万以上、大腸菌群が陰性と定められています。ここでの乳酸菌の種類は特に決められていませんが、市販されているヨーグルトには、主に以下のような菌が含まれています。

ヨーグルトに入っている菌とは
  • ・ラクトバチルス・ガセリ
    代表的なヒト腸内乳酸菌。胃の粘膜に付着しやすく、胃の中で効率的に働く性質を持っています。消化性胃潰瘍や胃炎の発生を抑制し、その症状を改善する効果が期待され、研究が進められています。また、胃がんや胃潰瘍の原因にもなるピロリ菌の活動を抑える働きがあることも知られています。
  • ・ラクトバチルス・デルブレッキ・サブスプ・ブルガリカス
    整腸作用に優れているほか、腸の免疫細胞に直接働きかけていることがわかり、その健康維持効果が大きな注目を集めています。また、最近の研究では、腸内フローラ(菌叢)のバランスを整える「抗菌ペプチド」の発現に関わっていることが確認されました。
  • ・ラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・クレモリス
    生きて大腸まで届くことがわかったプロバイオティクスの乳酸菌。「カスピ海ヨーグルト」の特長的な粘りは、この菌がつくり出すEPSという粘り成分によるものです。整腸効果だけでなく、アレルギー緩和効果、美肌効果、免疫調整効果などさまざまな健康効果があることがわかってきました。
  • ・ビフィドバクテリウム
    生きて腸まで届き、腸内環境を整える働きをします。食べた物が腸管を通過する時間を短縮する作用を持つことがヒト試験により証明されました。そのため、便秘解消に効果を発揮すると考えられています。
  • ・ビフィドバクテリウム・ロングム
    酸に強く、胃酸で死滅しないため、生きて大腸まで届きます。大腸の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすことから、腸内環境を改善する働きをします。また、継続的に摂取することで、花粉症の症状を緩和させる働きをすることがわかり、研究が進められています。

少量でも効果を発揮する

ヨーグルトの1ミリリットルには、1000万個以上もの乳酸菌が含まれているので、少量摂取するだけでも、身体にとっては非常に大きな健康効果が期待できます。乳酸菌は、たった一種類の菌であるように思われがちですが、このような複数の菌をまとめて乳酸菌と呼んでいるのです。発酵に使う菌の組み合わせ方によって、味わいや舌触りなどが変化することが特徴です。
乳酸菌の研究は日々進められており、今日までに多種多様の菌が利用されるようになってきました。ヨーグルトだけでもこれだけの種類が存在するので、どれを選べばいいのか迷ってしまうでしょう。しかし、効果的な菌は人によって異なるのです。だからこそいろいろなヨーグルトを食べ比べてみて、自分に合ったものを探すことが必要になってきます。

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